今回の講義の内容は「認知症と運動の関係」でした。
仕事柄、認知症の方とお話しする機会は一般の方より多いとは思いますが、
今回はしっかり認知症の特性、対応の仕方や、運動との関連などを学んできました。
認知症と聞くと、なかなか具体的につかめないことが多いと思います。
認知症と言われた患者さんも「こんな症状なの」と伝えられないので、実態が一般の方に分かりずらいという一面もあります。
そして、上図にある症状をただあてはめてみると、結構自分自身にも当てはまってしまうものがあります。
「最近よくあるんだよね。。。物忘れ」「あの有名人の名前思い出せないの。。。」
「物忘れ」と「認知症」・・・
どのように違うのでしょうか。
次の図に示してある通り、『日常生活に支障をきたす』程度のものが『認知症』です。
総理大臣の名前を忘れても、大女優の名前を忘れても、日常生活は過ごせますが、
自宅を忘れたり、家族の名前がわからなかったりすれば、日常が穏やかに過ごせません。
認知症とは、発達した脳が病気などの原因により、日常生活に支障をきたすようになった状態なのです。
そして、次の図にあるように、これから続々と認知症の方々が増えていきます。
一番人口が多い「団塊の世代」が75歳を迎えるのが2025年。
認知症を本気で見つめなおす時代に突入しているのです。
介護予防サポーター講座では、認知症を治すわけではなく、
認知症に『ならない』ように予防をしていこうという取り組みです。
元気なままで年をとっていく。笑顔で老後を迎えるための取り組みなのです。
治療には「薬物療法」と「その他の治療法」に分かれますが、
「その他の治療法」には『有酸素運動』が有効であるとの事です。
介護予防サポーターで行う『いもっこ体操』では、
ゆっくりしっかり行える『有酸素運動』を教えていただいています。
認知症の進行を遅らせる! 軽度の認知症を重症化させない!
効果的な運動を組み合わせた『いもっこ体操』を地域の皆さんで行えるよう頑張っていきます!
そのまえに『いもっこ体操』を全部覚えなきゃならないんですが。。。。。
が、、、がんばります。。。。。
埼玉県川越市の取り組み(PDF)
いもっこ体操(YOUTUBE)
地域包括ケアシステム構築に向けた取り組み事例(厚生労働省)(PDF)